「多紀連山のクリンソウを守る会」入会のご案内 


 「九輪草、四・五輪草で、仕舞いけり」江戸時代の俳人、小林一茶が詠んだ句がありますが、クリンソウは、昔から日本では大変親しまれた山野草だったようです。

このクリンソウの大群落が多紀連山の主峰、御嶽の中腹で発見されました。花期は5月上旬から6月上旬にかけての約一ヶ月間で、およそ6~7万本の花が咲き誇ります。
「守る会」では、この貴重な群生地を守ると共に、広く皆様方に観賞していただくためのボランティアグループを立ち上げ、活動を開始しました。県からは、学術的にも貴重な品種として、是非、保護、保存に努めるようにとの委託も受けております。
「保護、保存」と「公開」、相反する課題に立ち向かうこととなりますが、皆様方の、ご参加、ご協力を得て、必ず成功させたいと念願しております。
つきましては、皆様方に、上記の趣旨をご理解の上、是非「守る会」の会員として、この活動に参加していただき、県、市、多紀連山の財産を後世に残すようご協力下さるようお願い申し上げる次第です。
                                     
● クリンソウについて簡単にご説明します。
1)日本原産種、色はピンク。
2)サクラソウ科で最大種。王様、女王と言われている。
3)五重塔などの上部に建つ九輪塔に似ていることから命名された。(実際は6~7輪咲きが多い)別名七輪草、七重草、他
4)亜高山帯の谷筋、湿地帯に自生する。目当たりを好む。
5)北海道、本州、四国を主に分布。
6)花言葉は「幸せを重ねる」「物思い」
 
● 多紀連山の群生地の特徴
1)約4,200㎡の数段の台地に自生している。
2)台地の中に水流が4、5本あり、周囲が水源になっている。
3)県下では最大級で、全国的にも有数であろう。
  県下では笠形山(標高939m)の自生地が有名。その他六甲山、清水寺etc。
4)多紀連山は鎌倉、室町時代、大和の大峰山に互して、修験道で栄えた歴史を持ちます
  が、その中心での大群生は、まさに中世へのロマンを掻き立てます。


- ご入会は事務局までお願いいたします-

「多紀連山のクリンソウを守る会」事務局
                        みたけ会館内
                          〒669-2303篠山市瀬利92-3

                            090-3702-2751 津田 博利

                            E-mail: dosho@satoyama.plus-note.jp

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